SDGs取組
SDGsとは
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2016年から2030年の15年間で、世界中の「誰1人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓った、持続可能でよりよい世界を目指す世界共通の目標です。
持続可能な開発目標の達成に向けて
SDGsは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで193の加盟国の合意で採択されました。「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられている、持続可能な社会の実現を目指す、17の目標と169のターゲットから構成されており、国だけでなく、自治体や企業、学校などが取り組んでいます。
日本においても、SDGsに積極的に取り組むために「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」が設置されています。2017年11月には経団連が7年ぶりに行動憲章を改定し、Society 5.0の実現を通じたSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて行動することを宣言しました。
2018年には、内閣府がよりSDGsの達成に向けた取り組みを積極的に進める自治体を公募し、経済・社会・環境の三側面の統合的取組によって、新たな価値を創造する提案を行った自治体を認定する制度がはじまりました。
SDGsの取り組みから、新たな価値や連携を生み出すことにより、人口減少や地域経済の縮小といった地域の課題を解決し、持続可能なまちづくりを進めることができると考えられています。2018年度から毎年30程度の自治体が「SDGs未来都市」として選ばれ、そのうち、特に優れた提案を行った10事業が「自治体SDGsモデル事業」として選定されています。
拓陵建設は、SDGsの達成に貢献します
建設業界においては、2020年4月に日本建築学会が「SDGs対応推進特別調査委員会」を設置され、SDGsに対する成果報告をおこなっていく予定です。学校や企業、自治体に広く浸透しているSDGsは、建設業界においても企業が最新技術を活用して取り組んでいます。
総合建設会社である拓陵建設では、まちの人々が安心して暮らせる社会になるように、住環境の整備やまちづくり、インフラ構築、省エネ、環境保護などに取り組んでいることから、当社の事業の理念そのものがSDGsに合致しています。SDGs17のゴールを達成するために拓陵建設が取り組むこととして、17のテーマの中から、12のテーマに注力して貢献してまいります。
環境対策
住宅の省エネルギー化
拓陵建設では、高気密・高断熱によるエネルギー消費を抑えて、住宅の省エネルギー化を進めています。高い「断熱」性能をベースに、高効率機器やHEMSによる「省エネ」、太陽光発電などによる「創エネ」を組み合わせることで、住まいの年間一次エネルギー消費量が正味おおむねゼロになる住まいであるZEH住宅の普及に取り組んでいます。
当社のZEHは、高断熱の構造体をベースに、「ネオマフォーム及び高性能グラスウール」を標準で採用。断熱材は2種類使用し、さらにサッシも高断熱のハイブリット窓を使用することにより、ZEHに必要な断熱基準に対応しています。そのため、換気・空調、照明、給湯の省エネアイテムや太陽光発電パネルなど、わずかなアイテム変更・追加のみで、ZEH対応ができます。また、狭小地など太陽光発電パネルを搭載しにくいといったケースにも配慮した「Nearly ZEH(ニアリーゼッチ)」基準が新たに設けられており、今後ますます住宅の省エネルギー化の普及が期待されています。
BELS認定住宅の建築
拓陵建設では、BELS認定住宅の建築に力を入れて取り組んでいます。
BELS(ベルス)とは、建築物省エネルギー性能表示制度を指し、Building-Housing Energy-efficiency Labeling Systemの略称です。建築物の省エネルギーの性能を第三者評価機関が評価し認定する制度で、対象の建築物は☆(星)の数で5段階表示され、星の数が多いほど高い評価を得られていることになります。
国のお墨付きを得られる省エネ性能表示制度なので、新築だけでなく既存の建築物についても評価・表示することができます。BELS認定は、建築物の省エネルギー性能や資産価値を示すひとつの指標となります。
拓陵建設は、太陽光発電や脱炭素社会に向けて取り組みを続け、地球環境にやさしい暮らしの実現に向けて責務を果たしてまいります。
社会、地域を通じた貢献活動の実施
エコロジーなまちづくり
拓陵建設は、近隣住民の方々の理解を得ながらエコロジーなまちづくりに取り組んでいます。開発工事の許可取得の際は、近隣住民のみなさまに工事の説明をし、都度要望を吸い上げて対応しています。
社内検査においては、土地の仕入れから、開発工事、建築工事、販売までの流れをマニュアル化して、チェックリストを用いておこなっています。
建築工事完了後に、第三者機関による住宅調査(ホームインスペクション)を実施し、その報告書と指摘箇所の是正報告書も一緒に、建売購入者へお渡ししています。建売購入者へアンケートの実施もおこない、アンケート結果を次のプロジェクトに反映しています。
また、お客様からの意見や要望を迅速に各部署へ伝達できるように顧客対応窓口を設置しています。
ガバナンス強化
ガバナンスの強化
法令遵守にあることを基本認識し、地域・社会に貢献できるよう企業活動に取り組んでおります。社員ひとりひとりに対するコンプライアンスへの意識醸成や、業務範囲を明確にするなど、企業を運営するうえで、効率性の向上にも努めています。
売上や利益だけにこだわるのではなく、お客様の信頼を得ることを念頭に置き、各種研修などを積極的に取り入れています。従業員の継続的な啓発をおこない、よりよい企業活動を実施しています。リスク管理にも徹底的に取り組み、これからも信頼と信用の高い企業風土をつくりあげてまいります。
働きがいのある職場環境の構築
働きがいのある職場環境の構築
拓陵建設では、休暇取得の促進をおこなうなど社員ひとりひとりが働きやすい環境の構築に努めています。安定した仕事量と残業のない職場づくりを実現させ、ワークライフバランスのとれた働き方を実施しております。従業員の声に耳を傾け、さまざまな視点から福利厚生制度の充実にも努めてまいります。
安全面・衛生面の基準を定めた「労働安全衛生」の徹底や、ハラスメントの禁止についても厳しく取り組んでおります。休暇をスムーズに取得できることで、ストレスなく「働きやすい職場」、また福利厚生を充実させることで「働きがいのある職場」を目指してこれからも活動してまいります。